サンプル_米国輸出管理法の再輸出規制2024年10月版
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は し が き 日本機械輸出組合 専務理事 赤津 光一郎 米国政府は自国の輸出管理規則(Export Administration Regulation:EAR)を米国以外の国の企業にも適用する「域外適用」を行っております。これに伴い米国製品を再輸出する場合、日本の輸出者は、外為法等の日本の関係法令を遵守するだけでは十分ではなく、米国の輸出管理規則を熟知したうえで企業活動を行うことが必要不可欠となっております。例えば、日本の輸出者がEARに違反した場合には、罰金を科せられたり、禁止顧客リストへの掲載等で米国製品の取り扱いが出来なくなったりする事態が生じ、企業活動は大きな影響を受けることとなります。 日本機械輸出組合では、こうした事情から、円滑な機械輸出の振興のため、1991年、2001年、2007年、2010年、2014年、2017年、2020年、2022年、及び2023年の改正を反映した「米国輸出管理法の再輸出規制~実務者のためのガイダンス~」を発行してきました。 ります。こうした改正を踏まえ、最新の米国輸出管理規則の内容をご理解いただくため、本ガイダンスを作成いたしました。 本書が輸出管理に携わる皆様にとって少しでもお役に立てることができ、業務の参考になれば幸いです。 2024年10月 2023年の発行後も、ロシアのウクライナ侵攻の継続や米中対立の状況等を踏まえて、EARにおいては、規制品目や規制内容に対する大きな改正が実施されてきてお

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